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第19回日本検査血液学会学術集会

ご挨拶

 平成30年7月21日(土曜日)、22日(日曜日)の2日間にわたり、第19回日本検査血液学会学術集会を埼玉県さいたま市の大宮ソニックシティで開催させていただきます。このたび、第19回の学術集会の会長を拝命し、大変光栄であると感じるとともに、重責に身が引き締まる思いをしています。
 これまで18回にわたる学術集会では、それぞれのテーマのもとで検査血液学の着実なレベルアップが行われてきました。今回は、そのレベルを維持しつつ、異なった次元のレベルに向けてさらなる1歩を目標とし、学術集会のテーマを「検査血液のアクティブラーニング きて・みて・学ぼう」といたしました。
 実は、日本検査血液学会の設立や第1回の学術集会の開催に立ち会った経験があります。今回会長を拝命した際に、その頃の思いに立ち返って、あえてテーマを「学び」としました。もとより学会の使命は研究や開発に力点が置かれていました。しかし、情報化が進むと単なる研究成果の公表は学会でなくてもよいのではないかと思うようになりました。学会で集い、対面して議論することの意義は、新人にとってもベテランにとっても、議論を通して自分を磨き、そして相手も磨かれることと思い至りました。お互いが切磋琢磨するということです。あるいは「教えることは学ぶこと」とも言います。顕微鏡を挟んで議論していると、教えているつもりが実は自分の知識の整理になっていることに気付かされることがあります。
 医師も、検査技師も、学生も、自ら学ぶ意志を持って、すなわちアクティブラーニングのマインドを持って、学会にきて、発表や標本を見て、議論して、そして学びましょう。科学は常に進歩しています。学ぶことをやめることはできません。楽しく学び続けましょう。
 7月の大宮はいささか暑いかもしれません。その暑さを吹き飛ばすような熱い討論をしていただけるよう心から願っております。
 皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。


第19回日本検査血液学会学術集会
大会長 北村 聖
(国際医療福祉大学医学部)

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